行方不明

我が家にお巡りさんが来ました…なぜなら…次男が行方不明になったから(ToT)
過ぎてみれば、30分の出来事でしたが…その間、生きた心地がしませんでした。
今日は野球が休みだろう(雨だから)と、長男にそろばん道具を持たせ登校させたカアチャン。
歩いて帰れよ!(そろばんは学校のすぐそばの公民館でやってます)
と言うカアチャンに「野球があったらどうするん!」とのたまう長男…
「じゃあ、あれば迎えに行くわ〜」
普段は学校から帰って自転車で行っているけど、傘差し運転は出来ませんからね〜。
野球が休みなら急ぐ必要は無いし…

なのに長男、「お母さん、迎え来て。」と電話を掛けてきたのです。
タイミングの悪い事に、丁度その時、次男はトイレでう〇こ中(*_*)
「野球は中止で!今、次男がう〇こ中やけん行けん!」と言ってるのに、
「迎え来てな!」とお願い口調ではなく、母に来いと命令口調…
ちょっとムカッときたカアチャンに、「そのままシカトしてよ〜かなぁ〜?」
「行かなきゃ諦めて歩いて帰るかも」「もう1回電話してくるかも〜。」
なんて、耳元で悪魔が囁いた…
「でも、それでは長男が可哀想かも…」と天使の囁きが聞こえたと言いたいところですが、
実際は…行かなきゃブツブツうるさいしな(-"-;)
(次男の準備にてこずって迎えが遅れたりすると、スゴい不機嫌そうに「遅かったやん。そーとー待ったし。」なんて言う。お前は何様や!ってなくらい…)
とか、行った先で腹立たしくなるのも面倒臭いし、
車中の空気が悪くなるのもイヤなのよね〜。って思ったのが、一番の理由(ΘoΘ;)
で、迎えに行く事に決定。
雨も降ってるし、そろばんの迎えは往復3〜4分。
今まで何度も次男はお留守番(おやつ中だったりTVを見ていたり…)
だったから、今回も用を足すのを見届けて、お尻を拭いてから、
「長男をそろばんに迎えに行って来るから。パンツとズボンを履いて、TV見て待っちょてな。すぐ帰るけん!」
と、「おれも行く〜」と言う次男に、
「雨も降りよんし、そろばんはすぐやけん。出たらダメで!お利口に待っちょってよ〜。次男4才になったやん!3才でも出来たけん大丈夫大丈夫!」
半ば強制的に次男を残し出掛けたカアチャン…
3分後、帰り着いたら玄関の鍵が開いている…?!
次男を呼ぶも返事なし…あれ?次男のサンダルがない…(傘はある…)
数分の事なので、近所を探すカアチャン&長男。
見当たらないので、お友達の家を訪ねるも…いない(ToT)
カアチャンは近所を探し、長男はそろばんの公民館方面を…
やっぱりいない〜〜〜!!!
事故にあってやしないか?迷子(草履ばきの4歳児が傘もささずに雨の中一人で歩いてたら、どう見ても怪しいし…)で届けられていないか?
と警察に届けられていないか連絡するも…今のところ届けはないとの事。
探している間、近所で数回見掛けたオバサン二人(宗教の勧誘っぽい…)
に、「4才くらいの男の子を見掛けませんでしたか?」と尋ねたら…
「そういえば20分くらい前に、下の信号のそばで見ました…傘も持たずにテクテク歩いてるから不思議だったんですけど…」って!!!
えぇ〜っ!そっちですか?!カアチャン達は、ずっと反対方向を探して…
そこでやっと…も、もしや次男は長男が習字だと思っているのか?!
団地の坂を下り、大通りに出ていたという事は…
カアチャンはすぐに大通りに出て、交差点を渡り、坂を上って…
次男を探しながら、走って隣りの校区にある大きな地区公民館にたどり着きました。中に入ると…
ロビーの椅子に腰掛けている次男を発見!
あぁ〜良かった〜。次男がいた!無事だった〜〜〜!
カアチャンにとっては涙の再会(ToT) なのに…なのに…
その時、次男はカチャン世代と思われる女性と談笑中でした…
4歳の男の子のママだという女性は、明らかに怪しいので声を掛けてくださったらしく…
「お母さんがお兄ちゃんを書き方に迎えに行ったから、自分も行ってるって…。警察に届けるような感じでも無かったですし、ここの場所も教えてくれたので…」とその女性。
わざわざ車に乗せて公民館まで連れて行ってくれたそうでm(_ _)m
「書き方は上の部屋でやってる」と言う次男に、「その部屋まで一緒に行こうか?」とそのママさんは聞いたらしいのですが…
彼は、「いい。怒られるけん、下りて来るまでここで待っちょくけん。」
と言って、ロビーの椅子に座ったそうです。
とにかくお世話になったお礼を言い、お引き止め(家族で買い物に行く途中だったらしい)しちゃったのでお詫びをし、深々と頭を下げてお別れした後…
安堵したカアチャンは再び次男を抱き締めながら、
「心配するやん。勝手に外に出たら。一人で遠くに行ったら危ないんで…。それに書き方じゃなくてそろばんやし…。」と言ったのでした。
次男の返事は、「お母さんが悪いんで!置いて行くけん!」だそうで…
そう。ごもっともです(ΘoΘ;)カアチャンが悪うございました。。。
今まで出来ていたから大丈夫!ではないのです。
成長した次男は、道を覚えているし、車に気をつけて歩く事も、
信号を渡る事も知っている。
だから「一人で行こう!」と行動に移す事が出来るのです。
始めのうちは「一人で留守番出来たよ(^-^)」って自慢したり、
「スゴいね〜♪ありがとう♪」って褒められるのを喜んでたけど、
「やっぱり行けば良かったな〜」とか「行きたいな〜」と思った時は、
ただ待ってるしか無かったんだよね…多分…
その欲求を、自分でどうにかしよう!と思わなかっただけなんだわ…
それをどうしたらいいのかが理解出来るようになったという事なんだ。
いやはや、子供の成長とは…なんて奥が深いのでしょう…
カアチャン、まだまだだわね…反省しきりです(ΘoΘ;)
そして何より反省しなければならないのは、カアチャンの判断の甘さ。
というか、優先順位というものをもう少し慎重に考えなければいけないという事。でしょうか…
長男に文句を言われるのがイヤだ!という自分の都合ではなく、
小さきもの(この場合次男)の目線で考えなければならないのです。


帰宅から次男発見まで、ものスゴ〜く長く感じましたが…
なんと、その間は30分でした。
次男が見つかったと警察に連絡を入れたところ、
自宅まで事情聴取に来たので…(決まりらしい)
ハッキリした時間を確認するのに携帯の履歴を見たら…驚きました…
お探し頂いたご近所の皆様&靖子様。有り難うございましたm(_ _)m
以後、このような事はないよう精進致します…ご心配をおかけしました。


そうそう、オマケで次男の名台詞をもうひとつ。
「一人で遠くに行かれんので。特に下に行くのは車が多いけんな!」
と言ったカアチャンへの彼のこたえは…
「大丈夫。端っこ歩いたけん車にひかれんやったよ!」でした…
どうやら今日の事件。彼の記憶には、不安よりも「大冒険に成功した」という達成感の方が大きいようです…(^_^;)